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【無料上映&トーク in 水性(東京・中野)】認知症者・高齢者と介護者とつくる「アートのような、ケアのような 《とつとつダンス》」

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【無料上映&トーク in 水性(東京・中野)】認知症者・高齢者と介護者とつくる「アートのような、ケアのような 《とつとつダンス》」

ダンサー・振付家の砂連尾理(じゃれお・おさむ)と非営利の文化活動団体torindo(トリンド)による《とつとつダンス》。近年その活動をオンラインや海外にも広げる《とつとつダンス》の“今”を共有する映像上映とトークを水性(中野)で行います。

《とつとつダンス》は、砂連尾理とtorindoが2009年から2020年まで京都府舞鶴市にある特別養護老人ホーム グレイスヴィルまいづるとともに行ってきた認知症高齢者・障害者と介護者とのダンスワークショップとダンス公演の名称です。2020年以降、その活動の場を、オンラインや関東圏・鹿児島、さらには、海外へと広げ、複数のダンサーやアーティストを交えながら、認知症や高齢者の方、介護者の方とともに、ケアとアートをめぐる交流・対話の場を広げています。

2月15日、16日の2日間、今年度、日本、マレーシア、シンガポールの認知症者、介護者、アーティストたちと繰り広げてきたダンスワークショップの様子を記録した映像作品を上映するほか、関係者によるトークイベントを行います。

《上映内容》

1. 鹿児島での活動記録(2024、撮影編集/遠藤幹大)約25分
2. シンガポールでの活動記録(2024、撮影編集/久保田テツ)約20分
3. マレーシアでの活動記録(2025、撮影編集/久保田テツ)約20分
  ※上記のほか、会場内で「《とつとつダンス》パフォーマンス公演 in大阪」の記録をご覧いただけます。

《トーク内容》

1. 「とつとつダンス」(2009~2025)その始まりから現在まで
 トーク参加者:砂連尾理(ダンサー・振付家)、久保田テツ(映像作家)
2. 「パフォーマンス公演in大阪」(2025)に参加して
 トーク参加者:神村恵(ダンサー・振付家)、大迫健司(ダンサー・俳優)、西岡樹里(ダンサー)
3. シンガポールでの取組 〜パフォーマーとして感じたこと〜
 砂連尾理、マイケル・チェン(俳優、※オンライン)
4. マレーシアでの取組 〜活動3年目を迎えて〜
 砂連尾理、セシリア・チャン(老齢学者・コーディネーター ※オンライン)
(聞き手:豊平豪)

《タイムスケジュール》

15日(土)16日(日)
13:00~14:15上映(1~3)上映(1~3)
14:30~15:30トーク①トーク③
15:45~17:00上映(1~3)上映(1~3)
17:15~18:15トーク②トーク④
18:30~19:45上映(1~3)上映(1~3)

※トーク中は、映像はご覧いただけません
※トーク③、トーク④の海外ゲストはオンラインにて参加、日英通訳あり
※トーク内容は、後日オンラインにて配信(手話通訳・字幕付き)を予定しています。

上映&トーク in 水性

【日時】2025年2月15日(土)~16日(日) 12:30~20:00
【会場】水性-suisei-(東京都中野区新井1-14-14 1F)
    地図(Googleマップが開きます)
【アクセス】中野駅北口より徒歩8分
【入場料】無料
※会場内は車椅子でご移動いただけます。車椅子でお越しの場合は、2月14日(金)までに問合せ先までお知らせください。
※鑑賞無料/予約不要、途中入退場可
※ご来場の方が多い場合、入場をお待ちいただく場合がございます。当日の混雑状況はFacebookにてご案内します。


主催:文化庁、一般社団法人torindo
企画制作:一般社団法人torindo
協力:特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづる、合同会社UDラボ、あんまぁの家、LLさねかた、Dementia Singapore、Dementia & Co、Thye Hua Kwan Care Centre、Passion and Purpose Asia、Bagan Specialist Centre(Eldercare Centre)、Okui Lala、豊平聡美、久貝京子



※文化庁委託事業「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
『日本⇔アジア太平洋 国際交流事業~認知症者・高齢者と介護者とつくる
「アートのような、ケアのような《とつとつダンス》」』

出演者プロフィール

撮影:草本利枝

砂連尾理(振付家・ダンサー) 

振付家、ダンサー。1991年、寺田みさことダンスユニットを結成。2002年「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」をW受賞。2004年、京都市芸術文化特別奨励者。2008年度文化庁・在外研修員としてドイツ・ベルリンに1年間滞在。ドイツの障害者劇団や舞鶴・国内外の高齢者、宮城の避難所生活者への取材を元にした作品など、病、障害を〈生きる過程にある変容〉と捉え、対話を通したダンス作品を制作する。また、濱口竜介、山城知佳子の映画作品への振付・出演のほか、展覧会、芸術祭に招聘作家として多数参加。著書に『老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉─ダンスのような、介護のような─』。立教大学 現代心理学部・映像身体学科教授。 

撮影:Nahoko Morimoto

神村恵(振付家・ダンサー) 

2004年より自身の作品の振付・上演を開始し、国内外で公演を行う。津田道子とのユニット「乳歯」、高嶋晋一とのユニット「前後」など美術家との共同も多く、ダンスに収まらないパフォーマンス作品も発表。近年の主な作品に『彼女は30分前にはここにいた。#2』(2020年、国際芸術センター青森)、『新しい稽古』(2023年、BankART KAIKO)など。場所との応答関係で動かされる身体に関心を持ち、2022年、東京都国分寺市にてスタジオ「ユングラ」の運営を開始。複数のアーティストとのコレクティブ「プロジェクト・ユングラ」を始動し、音楽/ダンス作品『Living Room/Living Sound』の上演や、『ユングラ稽古会シリーズ』などを行う。2021〜24年度、セゾン・フェローⅡ。とつとつダンスには、2022年より参加。 

撮影:阪下滉成

西岡樹里(ダンサー) 

幼少期にバレエやジャズダンスを習い、その後マーサグラハムテクニックを学ぶ。ダンス独特の鍛錬や型の稽古に熱中する。文化庁・NPO法人DANCEBOX主催国内ダンス留学@神戸1期修了。これまでに砂連尾理、チョン・ヨンドゥ、余越保子などの作品に出演。幅広い世代のプロフェッショナルではない方に向けたワークショップを行っている。2012年から神戸市長田区の福祉事業型専攻科にて講座を担当し、そこで出会った卒業生と踊りの活動を続け、新しく興味を持ってくれる人とも体験を共有していく為に、2020年から「やさしいコンテンポラリーダンスクラス」を開始。ナビゲーターとして関わる。 

撮影:松本和幸

大迫健司(ダンサー) 

元々は俳優。ダンスカンパニー『zerO』、『関かおりPUNCTUMUN』の所属を経て、現在はフリー。自分なりの「生きる」ことが、自分なりの「踊り」になれるといいなと思い始める。 

立ち位置の関係性から場や空間にアプローチしていくyield(イールド)というボディーワークに出会い、学び始める。からだにある原初的な層でのコミュニケーション、その質と場・空間の関係に興味のベースが置かれるようになる。 

石田智哉(映画監督) 

先天性筋ジストロフィーによる電動車椅子ユーザー。立教大学現代心理学研究科映像身体学専攻博士課程在学中。初監督作品『へんしんっ!』(2020)がぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2020」グランプリを受賞。torindoと砂連尾理による〈とつとつダンス〉プロジェクトに2022年度より参加。「ウルリッヒの会」副代表。 



プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。
日本とマレーシアの共同プロジェクト「アートのような、ケアのような《とつとつダンス》」のプロジェクトページ


一般社団法人torindo
  メール torindoinfo@gmail.com
  Facebook https://www.facebook.com/series.totsutotsu

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