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認知症者・高齢者と介護者とつくる「アートのような、ケアのような 《とつとつダンス》」
2022年度活動報告展示会

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2022年度活動報告展示会

認知症者・高齢者と介護者とつくる「アートのような、ケアのような 《とつとつダンス》」
2022年度活動報告展示会

ダンサー・振付家の砂連尾理とtorindoが、2009年から京都の特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」とともに行う認知症高齢者・障害者と介護者とのダンスワークショップ《とつとつダンス》。これまで300回以上、ワークショップをもとにしたダンス公演を国内4会場で実施し、2022年は活動の場をオンライン、そしてマレーシアへと拡大しました。


この度、2022年度の活動内容や成果を共有する報告展示会をさいたま市文化センターで開催いたします。これまでの活動の様子がわかる映像展示のほか、午後には、活動に関わったアーティストや多彩なゲストを招いて、認知症者・高齢者、介護者とともにつくる文化芸術活動の意義を見つめ直し、《とつとつダンス》の一端を知っていただくトークセッションの場を設けます。トークの一部は、後日オンラインでも配信する予定です。

今後、さいたま市内をはじめ関東近郊で、本活動をともにする福祉施設・事業所等のパートナーや新たなアーティスト達との出会いの場にもなればと考えています。ぜひお気軽に活動展示会にお越しください。

2022年度活動報告展示会

【日時】2023年2月25日(土)10:00〜18:00
【会場】さいたま市文化センター展示室A 地図(Googleマップが開きます)

【アクセス】
・徒歩:JR南浦和駅西口から徒歩7分
・コミュニティバス:
南浦和駅西口から武蔵浦和駅西口(南区役所)行きバスで乗車約1分、「文化センター」下車
武蔵浦和駅西口(南区役所)から明花行きバスで乗車約16分、「文化センター」下車

【入場料】無料

【展示内容】
・これまでの活動に関する映像記録
・「グレイスヴィルまいづる」と、マレーシアの認知症者の方とのオンラインワークショップ
<進行> 砂連尾理(ダンサー・振付家)、神村恵(ダンサー・振付家)
<接続時間> 11:00~11:20(舞鶴)、14:30~14:50(マレーシア)


【関連プログラム】
トークセッション(*手話通訳、日英通訳あり)

15:00~16:00  2022年度の活動報告
<スピーカー> 砂連尾理、セシリア・チャン(ジェロントロジスト(老年学博士)、バガン病院高齢者ケアセンター勤務)、石田智哉(映画監督)、豊平豪(torindo代表理事)[司会]

16:10~16:25  《とつとつダンス》ワークショップ体験
<ファシリテーター> 砂連尾理、神村恵

16:30~17:15  グループ・ディスカッション
本活動やさいたま市に縁のあるゲスト・ファシリテーターを招いて、3つのグループに分かれて、ワークショップを起点とした対話の場を設けます。
<ファシリテーター> 森隆一郎(アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)、三浦匡史(アーツカウンシルさいたま プログラムオフィサー)、西川勝(臨床哲学・看護)

17:15~17:30  クロージング(振り返り) 

<参加費>無料
<定員>30名(要事前申込、定員に達し次第受付フォーム終了)
<申込み方法>
定員に達したため、受付を終了しました。
こちらのGoogleフォームよりお申込みください。
メールでお申込みの場合、①お名前、②メールアドレス、③電話番号、④人数 ⑤関心のある分野(認知症、ケア、福祉、地域、アート、ダンス、その他)をご記入の上、torindoinfo@gmail.comに送信ください。予約確認の折り返しメールをもって受付完了とさせていただきます。



主催:文化庁、一般社団法人torindo
協力:アーツカウンシルさいたま、特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづる、立教大学現代心理学部映像身体学科、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター、デイサービス楽らく、Bagan Specialist Centre (Eldercare Centre)、国立マレーシア科学大学、Ipoh Healing Arts Festival



※文化庁委託事業「令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
『日本からマレーシア、アジア太平洋へ~認知症患者・高齢者と介護者とつくる
「アートのような、ケアのような《とつとつダンス》」』

【登壇者プロフィール】

砂連尾 理(じゃれお おさむ)
ダンサー・振付家。ドイツの障害者劇団や舞鶴の高齢者、宮城の避難所生活者への取材を元にした作品など、病、障害を〈生きる過程にある変容〉と捉え、対話を通したダンス作品を制作する。立教大学 現代心理学部・映像身体学科特任教授。

セシリア・チャン(Cecilia Chan)
ジェロントロジスト(老年学博士)。数々の高齢者福祉サービスや施設のコンサルティングを行う一方、認知症者や家族、介護者のサポートのための地域支援グループ「Living Beyond Dementia」を立ち上げ、認知症の理解のために活動している。現在はバガン病院高齢者ケアセンター勤務。

カマル・サブラン(Kamal Sabran)<映像出演>
アーティスト、研究者。アートと健康・福祉の分野に関心があり、ヒーリング・アート・プロジェクトやアルツハイマー病患者のためのサウンドスケープなどのプロジェクトを行う。「ASEANニューメディア・アーティスト賞」等多数の賞を受賞。国立マレーシア科学大学(USM)芸術学部教授。

石田 智哉(いしだ ともや)
映画監督。筋ジストロフィーによる電動車椅子ユーザー。立教大学現代心理学研究科修士課程卒業。中学生の頃、自分に合った学習方法としてiPadを紹介され、そこでの短編映像の制作をきっかけに映像制作に興味を持つ。ボランティアサークル「バリアフリー映画上映会」実行委員を務め、上映会の企画・運営を行う。初監督作品「へんしんっ!」がぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2020」グランプリを受賞。

神村 恵(かみむら めぐみ)
ダンサー・振付家。2004年よりソロ作品を発表し始め、これまで、イタリア、韓国、インドネシア、フィンランド、英国などを含む国内外の様々な場所でパフォーマンスを行う。近年は、言葉と動きの関わりに関心を持ち、それらの間で変換を行う仕組みを利用した作品などを制作。

森 隆一郎もり りゅういちろう
アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター / 合同会社渚と 代表社員。芸術文化の現場制作・広報やリサーチなどに携わる。陸でも海でもなく、境界線が揺らぐ場 =「渚」にちなんで、アートと社会の間に新しい関係性を育むことを目指す。これまで、東京都江東区や福島県いわき市で文化施設の新たなあり方を実践、アーツカウンシル東京でPRディレクターを務め、2018年に独立。現在は、東京藝術大学のプロジェクトや銀座ヴィジョン会議、横浜美術館ウェブリニューアルなど多様な活動を進める。2022年10月よりアーツカウンシルさいたまプログラムディレクター。共著に「文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと」水曜社。

三浦 匡史(みうら ただし)
アーツカウンシルさいたま プログラムオフィサー / NPO法人都市づくりNPOさいたま理事・事務局長/個人事務所 地域生活デザイン代表。市民参加を促進するためのワークショップの開催、シンポジウムの企画・運営、さまざまな市民団体や個人とのネットワークを形成するためのつなぎ役として活躍し、市民と行政を仲立ちするまちづくりNPOの活動を行なっている。さいたまトリエンナーレ2016ではプロジェクトディレクターを、さいたま国際芸術祭2020ではキュレーターを務めた。

西川 勝(にしかわ まさる)
1957年、大阪生まれ。専門は看護と臨床哲学。元大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授。《とつとつダンス》には2010年より関わり、対話の場のファシリテーションを務めてきた。現在は「認知症コミュニケーション」の研究を行いつつ、哲学カフェ等の活動にも取り組む。著書に『ためらいの看護』(岩波書店)、『となりの認知症』(ぷねうま舎)など。共著に『ケアってなんだろう』(小澤勲編、医学書院)など。

豊平 豪(とよひら たけし)
一般社団法人torindo代表理事。さいたま市在住。大阪大学大学院博士公開課程単位取得退学。専門は文化人類学。2009年より舞鶴にてアートプロジェクト「まいづるRB」に参加。《とつとつダンス》では、介護者や近隣住民とともに対話の場を設ける「文化人類学カフェ」等を実施。

久保田 テツ(くぼた てつ)<映像提供>
npo remo(記録と表現とメディアのための組織)代表理事。映像メディアを介したプロジェクトやワークショップ、公共的な場づくりなどをおこなっている。大学教員。《とつとつダンス》には、西川勝さんに「くぼっちん、絶対楽しいよ」と誘われそのまま参加。2011年から2015年頃まで断続的に映像記録を担当。



【お問い合わせ先】
一般社団法人torindo
  メール totsu2.malaysia@gmail.com
  Facebook https://www.facebook.com/series.totsutotsu

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